
美容室の開業手順!誰でもわかる開業手順の基礎を総まとめ!
美容室の開業はその後の人生を決める大きな転機です。
だからこそ!知識や準備不足で失敗はしたくないですよね。
美容室の開業の流れを事前に確認して直前に焦らないように備えましょう。
目次
Step1・美容室の税務・会計が得意な会計士を探す
もしもオーナースタイリスト1人で営業する場合は別ですが、誰かを雇用をするのであれば、給料から税務や労務に関する様々な問題が出てくるでしょう。
社会保険労務や税務関係の管轄の部分においても、会計士としての知識と経験からアドバイスをもらえたり、信頼できる社労士や税理士と連携して解決してくれたりもします。
提出をしなければいけない書類や税金関係を計算の仕方を間違えずにやることが出来ますか?
残業代未払いや退職手続きなどのトラブルを回避できますか?
これから述べていく手順においても、会計士が相談に乗ってくれることで、融資を受けるための準備もスムーズに進み、審査にも通りやすくなったりする可能性がでてきます。
事業を起こすとなると、役所関係でいろいろと手続きが必要となります。
こういった手続きなどを円滑に行うには専門家の助けがあった方が、結果として開業への近道になるのです。
自分の苦手な仕事に時間と労力を費やすより、会計事務所に掛かる費用をケチらず、不得意な場面も専門家に任せることで、得意とする美容師の仕事に費やす方が生産性は高くなるでしょう。
Step2・構想を練ってサロンコンセプトを決める
「誰に、どのような価値を、どうやって、提供するか」店舗イメージをつくります。
このコンセプトの確立にしっかりと時間をかければ、今後の準備で何をすればいいか。がより明確になっていきます。
Step3・事業計画書を作成する
美容室独立開業にあたって重要となる”事業計画書”の作成。
日本政策金融公庫から融資を受ける予定であれば、『創業計画書』というものの提出が必要となりますので、計画書は間違いなく必要となるでしょう。
あなたの作成する事業計画書をもとに、融資を受けるために必要となる創業計画書を会計士が作成する、ということもできます。
サロンの特徴や、将来の方向性、開業後の売上高、スタッフの給料、家賃や光熱費などを詳細に記した、言わば指標となるものです。
利益を出せる見通しが立っていないのに、サロン経営をしていくことは出来ません。
利益を出せない計画では、当然ですが融資の審査も通りません。
簡単に考えず、何度もシュミレーションしながら、よく考えて計画を立てましょう。
Step4・物件の選定は慎重に
美容室の成功の約7割が場所で決まるといわれているほど、物件取得までの期間が1番大事だと言っても過言ではありません。
出店を考えている地域をピックアップし、その候補地域の市場調査、競合店調査、聞き取り調査をして分析します。
開業した場合には、既存店にいかに対抗していけるかを具体的に検討し、差別化を図るためにも戦略を再考する必要も出てくるかもしれません。
Step5・借入や融資の申込をする
美容室の開業では、自己資金の他に融資を活用することが多いようです。
全部を融資にはできませんので、自己負担額として最低200万円は必要であること念頭に置いておきましょう。
融資額が多くなるほど、開業後の返済により経営が圧迫することを考えると、自己資金を多く準備しておくことが賢明でしょう。
Step6・設計・施工会社&サロンデザイン決定
美容室の設計・施工は、セット面の間隔やシャンプー台の位置など特殊で専門知識が必要となるので、内装業者選びが一番のポイントとなります。
安いから、知り合いだからというだけで依頼してしまうと、完成後に導線が悪かったり、水漏れなど、追加工事の費用が余計にかかってしまうなどのトラブルも少なくないのです。
経験と実績のある業者を見定められるかがポイントです。
Step7・広告や告知
採用後の教育も大事ですが、オープン時のスタッフの質もとても重要ですよね。
原稿を作っておき、融資がおりたらすぐにでも広告を出せるように、スタッフの採用も念頭に入れて動きましょう。
また、開業出店前は、準備にばかり気を取られ、広報という重要なプロセスがおろそかになってしまう傾向があります。
顧客予備軍となる大勢の人たちに、チラシを配布、ホームページ、ブログなどを駆使し、とにかく店の魅力や得意な施術などを記事にするなど、あらゆる手段を使って事前に店の存在を知らせるべきなのです。
オープン告知に関しては、情報拡散は早ければ早いに越したことはないのです。
Step8・行政への申請準備
美容院を開設するには、美容師法の規定に基いた手続きを取る必要があり、不特定多数の人が集まるため、衛生的にも消費者が安心して利用できるようにするための様々な規制があります。
設定したオープン日に営業できなかった!なんてことにならないように、保健所への書類の準備は計画的に行いましょう。
【参考】https://www.biyou-fc.com/open/1231/
従業員を雇うのであれば、「給与支払事務所等の開設届出書」の提出が必要であるほか、労働保険や社会保険の加入手続きもしなければいけません。
こうした手続きは大変なので、やはり税理士や社会保険労務士といった専門家にお願いできるといいですね。
まとめ
開業にあたっては、やるべきことが多く自分には難しいと思い始めてしまったかもしれません。
しかし、美容室の独立開業に詳しく経験豊富な専門家【会計士、設計士、美容ディーラーなど】
を選定することができれば、都度相談できますし、あなたがどう動けばよいのか導いてくれるはずです。
開業準備は余裕を持ったスケジュールで進めましょう。