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整体院開業 開業資金は?収入は?

整体院を開業しませんか?

整体院を開業するために必要な資格、開業資金から、気になる年収、開業のリスクなど、知っておきたい知識をまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。

開業に必要な資格

整体師には、国家資格がありません。

資格を持っていなくても、知識とやる気があれば整体院を開業することができるのです。

民間資格

とはいえ、一般的には民間の整体学校や通信教育のカリキュラムで技術を学び、その学校の資格(終了証)を取得してから、開業する整体師がほとんどです。

学校に通う場合、1年以上かかることもありますが、なかには数週間程度で取得できる民間資格もあります。
また、開業前に研修期間などを経る必要もありません。

国家資格

整体師に国家資格はありませんが、整体に関連する国家資格を取得する人もいます。

柔道整復師
あん摩マッサージ指圧師
鍼灸師

これらの資格で医療行為を行うことはできませんが、整体院が信頼を得ることはできますし、整体師としてのスキルアップにもつながります。

開業に必要な手続き

「開業届」を提出する。

これだけで整体院の開業はできると考えてもいいでしょう。
整体院開業のために、なにか特別な手続き、特別な許可は必要ありません。

このことからも、整体院が開業しやすいビジネスであることがわかります。

開業資金はいくら必要?

整体院は、他の業種に比べて初期費用が少なくていいと言われいます。

美容室やアパレル店などのように内装に凝る必要はないですし、販売在庫を抱えるといったこともありません。
開業に必要となる開業資金も少なくてすみます。開業資金を気にせずに開業できます。

また、開業する場所の選択肢が多いというのも整体院の開業の魅力です。

場所を借りるのか、
自宅で開業するのか

で開業資金は大きく異なります。

マンション(アパート)を借りて開業

整体院は、マンションやアパートの一室を借りて開業することができます。
この場合、賃貸契約をするので、敷金・礼金・家賃が必要になります。

内装を変えるのであれば、そのための費用も必要になります。
また、マンションもアパートもその物件によって賃貸条件が大きく異なります。

商用利用できることは大前提ですが、内装の変更、看板の出し方など、細かいところまで条件を確認しましょう。
賃貸物件の家賃が10万円程度であれば、100万円くらいでの開業も可能です。

店舗物件を借りて開業

店舗物件を借りて開業する場合には、賃貸契約の際の敷金・礼金の他に保証金が必要になります。
物件にもよりますが、概ね家賃の10〜15か月分の補償金を用意する必要があります。

そのため、物件の家賃が10万円程度であっても、100~150万円の補償金が必要になるので、開業資金は200万円を超える可能性があります。

自宅で開業

もっとも開業資金を抑えられるのは、自宅での開業です。
自宅を整体院スペースとして使うので、場所代、保証金などがかかりません。

最低限の設備や備品(ベッド、タオル、シーツ、看板、領収証、印鑑など)だけで開業することも可能です。
その場合、初期費用10万円程度での開業も可能になるのです。

ただし、あまりにも内装や備品が質素、貧弱すぎると、お客様の満足度が得られません。
せめて、整体師の施術着、お客様用の着替え、手荷物入れ、カーテンなどの仕切り、ウォーターサーバーやお茶のサービス、BGM用の設備、観葉植物などは用意したいものです。

出張・訪問専門で開業

実は、自宅開業よりさらに初期費用を抑える開業方法もあります。

それは、
出張・訪問専門で開業する」
というものです。

整体院の店舗を持たずに開業するので、家賃も高熱者かかりません。
この場合、折り畳み式のベッドかマットを用意し、移動のための車があれば開業できます。
開業資金が10万円以下でも可能です。

しかし、「店舗がないため整体院そのものの認知がされにくい」というデメリットもあります。

宣伝広告費

物件や内装費の他に、集客・認知のための宣伝広告費も必要です。
宣伝広告には様々な方法がありますので、その方法によって費用も異なります。

情報誌への掲載

開業する整体院の立地によっては、フリーペーパーが集客に効果的なところもあります。
街の情報誌に掲載することで、認知度を上げることができます。
また、情報誌に掲載されることで信頼度が上がることも期待できます。

チラシ

整体院では、一般的に、近所に住んでいる人や、勤務先が整体院に近い人が顧客になります。
近隣への宣伝広告で高い効果が期待できるのは、チラシです。
チラシ作成費はデザインや、枚数にもよりますが、数万円程度です。

ポータルサイトへの登録

整体業界でも、店舗情報ポータルサイトをみて新規来店するというお客様が増えています。
年間契約が主ですが、数万円で登録することができます。
開業資金に登録料を見込んでおけば、開業時から集客ツールとしても利用できます。

ホームページやSNS

ポータルサイトへの登録だけではなく、ホームページやSNSで集客する方法もあります。
サーバ代などを含めても1万円以内で行うことが可能です。

開業資金が足りない…

もしも開業資金が足りないのであれば、公的融資制度を利用するという方法もあります。

政府や自治体が個人事業主や開業予定者の支援を目的とした制度です。
きちんと申請をすれば融資を受けることが可能になります。
申請には、一定の要件を満たすことと、事業計画書の提出などの条件がありますので、事前に確認しておきましょう。

整体ビジネスの現状

「〇〇整体院」の看板は、街中でよく目にします。
理学療法士や作業療法士、柔道整復師といった国家資格を持つ人が整体院を開業し経営するケースが増えてきています。

チェーンの整体院もあり、フランチャイズで始める人もいます。
では開業した整体師の年収はいくらぐらいなのでしょうか。

一般的な年収

開業年数を目安に、整体師の一般的な年収を見比べてみます。

開業1年目

開業1年目で年間400万~600万円の収入を得られる整体師が、全体の約20%と言われています。

新規集客が十分にでき、リピート率も維持できれば、開業1年目から600~800万円の年収を得ている整体師もいます。

開業3年目

では開業3年目の年収は?

開業後、売上を少しずつでも伸ばした整体師の3年目の年収は、約800万円と言われています。
また、開業時から勢いよく順調に顧客を増やし、安定的な経営を続けている整体師は、開業3年目で年収も1000万円を超えています。

ただし、開業後苦しい経営が続いている場合、3年経っても年収があがらないこともあります。
せっかく開業したものの、このまま続けるのか、悩むのもこの時期です。
整体院の廃業率は3年間で90%を超えているとも言われています。

整体技術だけでなく、経営知識をどこまで高められるかも重要になってきます。

開業5年~10年

開業から5年も経つと、経営は安定してきます。
個人経営であれば、年収1000万前後の整体師が多いようです。

正しい経営知識をもって開業すれば、、サラリーマンの年収を超えられます。
しかし、そんな整体師は全体の10%程です。
開業しても、年収が400万円前後という整体師も多いのも事実です。

開業のリスク

どんなビジネスにもリスクはあります。
整体院の開業で考えられるリスクも知っておく必要があります。
どんなリスクがあるのか、確認しておきましょう。

施術による事故

施術中に、不快な思いをさせてしまう。痛い思いをさせてしまうことがあるかもしれません。
その場での謝罪で済めばよいのですが、大きなクレームに発展してしまう可能性もあります。
また、施術によって、ケガをさせてしまう事故が起きてしまう能性もあります。

自分自身が施術をする場合だけでなく、もしもスタッフを雇用しているのであれば、絶対に事故を起こさないよう、日頃から注意、教育を徹底することが大切です。

競合が多い

整体院は、競合が非常に多い業種です。

他院との差別化を図らなければ、ビジネスとしての成功は難しくなります。
「通いたい」と思ってもらえるような整体院を、整体師としても経営者としても意識しましょう。

まとめ

整体ビジネスの一番の魅力は、その始めやすさではないでしょうか。
開業しやすいので、競合も多い業界ではありますが、整体院として成功することは決して難しくはありません。

しかし、「〇〇療院」、「〇〇治療所」といった、紛らわしい名称にするなどの不正広告が増えてきているため、今後は規制が厳しくなりそうです。開業に資格が必要になる可能性もでてきそうです。

整体院の開業開業を考えているならば、整体師としての施術技術だけでなく、今の時代にあった経営ができるよう、経営の知識も得てから開業したほうがよさそうです。

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