
美容室の事業計画書の書き方は?収支の考え方を意識しよう!
開業の目的は、開業そのものでなくて、お客さんに価値を提供することで、美容室を繁盛させることですよね。
どのくらいの売上があって、どのくらいの利益がほしいのか。そのためには、どのくらいに経費を抑えるべきなのか。
そのためには事業計画書の中で、収支シュミレーションを考えることが非常に大切です。
お金の管理の基本である、売上や利益、費用に関してどのように考えるべきなのかをご紹介します。
目次
まずは売上と粗利を考えよう
売上を考えよう
まずは基本のきの字。売上を考えましょう。
美容室経営の場合は、基本的にカットなどの技術売上と店販売上の2つがあげられます。
その両者ともに、顧客数と客単価の2つで計算することができます。
顧客数は新規顧客と再来顧客の2つに分けられますし、客単価も一つのサービスの単価を上げるのか、複数のサービスをあわせて単価をあげるのかなど、どんどん分解できます。
ここでは、ざっくり1ヶ月に200人の来店数と客単価1万円で月間200万円の売上があることとしましょう。
原価を考えよう
原価は、サービスを提供するための原料や商材費です。
美容室の平均的な原価は10%ほどと言われています。店販はそれぞれでやや異なってくるので、そこは意識して考慮する必要があります。
原価があまりにも高いものは、儲けを出すのがかなりたいへんです。
次の粗利でお話します。
粗利を考えよう
粗利とは、売上から原価を引いたものです。
この粗利はかなり重要で、粗利率があまりにも高いものはかなり危険です。
粗利率が高いということは、売っても売っても利益は少なく、売れないとすぐに赤字になってしまうものなんです。
できるだけ粗利率を高くしておくことが利益をだす上で、まずは基本にとなります。
次に費用と利益を考えよう
どんな費用があるか
費用に関しては、美容室の場合は人件費の割合が大きいでしょう。
あとは家賃や広告運用費などがメインとして挙げられます。
最近では広告運用費がかなり負担となっている美容室が多いです。
最近は美容室ごとの競争がかなり激しくなっていて、高い広告運用費を払っていても、なかなかお客さんが来ないという状態となっている場合もあります。
だからこそ、しっかりと数字で把握しておくことが重要なのです。
利益はどう計算する
粗利から費用を引いたものが利益になります。
ここが0円以下だと赤字です。
利益を増やしていくためには、まず売上を増やす、そして粗利率を下げて、費用を減らす。
この流れをしっかりとつくることが大切です。
収支の確認をする
実はこの利益が黒字でも安心とは言えません。
なぜなら黒字倒産という言葉があるように、黒字でも潰れてしまうことがあるのです。
それは、手元に現金があるかどうかが最大の重要事項だからです。
手持とに現金がなければ、潰れてしまうのです。
まとめ
収支を考える上で、売上や粗利、費用や利益を考えることは最低事項です。
そのなかでもキャッシュ=手元の現金が本当に重要です。
それを意識して収支計画をたててみることが大切です!