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美容トレンド

美容室の「サロ友」とは?美容室経営を左右する今年のトレンド【サロ友:2019年美容業界トレンドvol.1】

皆さん、「サロ友」という言葉、ご存知でしょうか?

リクルートが毎年発表している、その年の美容トレンドで2019年は「サロ友」が選ばれました。
ちなみに去年は、「来るスマ美容師」です(詳しくはこちら:リクルート参照)

美容業界は人口減少によって市場が縮小していながら、美容サロンの店舗数は年々増加しています。
しかも、美容師になる人は減っている。

つまり、集客も採用も競争が激化しているのです。

そこで、単なる技術などの付加価値では勝負がつきにくく、他の付加価値で、差別化をしないとリピータをつくっていくことが難しい状況になってきています。

他方では、お客さんは、インターネットやスマートフォンの普及が進み、いろいろな人と簡単に出会うことが可能になってきました。
そこで、仕事やプライベート以外で共通の趣味を持つ人と集まってなにかしたいという人も多くなってきています。

つまり、人が集まるという場所となる美容室を通じて、共通の趣味を持つ人が気兼ねなく集まり、その人達とつながる場所があれば、そこで何か生まれると思いませんか?

それが「サロ友」が急激に生まれてる理由なのです。

サロ友とは

「サロ友」とは、ひとことで言えば、同じサロンに集まる人同士のことです。

美容領域は、同じ価値観を持っている人と人とが出会いやすい場所とも言えます。
なぜなら、美容に関して共通の価値観があるから、同じサロンに行っているといえるからです。

来年以降も、かなり厳しい経営状況が予測されていて、よりリピーターを囲い込んでいくことが、生き残りをかけて非常に重要な要素と言えます。

美容室は、同じ価値観を共有している人が集まりやすい特性がありましたが、SNSなどで人とのつながりが柔軟にどこでもできるようになったこと、リアルの場でも人とつながりたいという思いが強まってきたこともあり、そのポテンシャルが再認識されてきています。

サロ友が求められいる理由

リピーターの獲得が美容室にとって大事

美容業界は年々縮小を続けています。
さらに追い打ちをかけるのが、市場は縮小しているのにもかかわらず、美容室の店舗数自体は増加していて、かつ美容師の数は減少していることです。

つまり、お客さんの数が減っている/お客さんの美容室にかけるお金が減っているのにもかかわわず、
競合の数は増えていて、スタッフも獲得しづらくなっているという、集客と採用の問題の往復ビンタなわけです。

そこで、一度捕まえたお客さんを逃さない=つまりリピーターをしっかりと囲い込むことが、サロンが生き残っていく上で、非常に大切なこととなっています。

さらに一度リピータとして長期的に定着したお客さんほとんどがそのサロンを使い続けるという統計結果もでています。
それは90%にも近い数字なのです。

リピーターはつながりを求めている

さらに、今のお客さんは美容的あ技術以外にも付加価値を求めています。

お客さんがリピートをする理由の60%ほどが美容的な技術に対する評価です。
つまり残りの40%は技術以外の対応に対してリピートをする評価を下しているのです。

この数字を見れば、もちろん最初に取り組むのは、技術的な側面です。
そのほうがリピートに対する比重が大きいですからね。

しかし、技術が平均化して、そこで差別化ができなくなってきた今、残りの40%でいかにお客さんに対して付加価値を提供できるかが肝になってきています。

サロ友もタイプは二種類

サロ友タイプには二種類があり、リクルートのほうで以下のように定義しています。

①友達に会いに行くような感覚で、近所の人たちが気軽に集まる「ご近所タイプ」
②同じ趣味や世界観を持った人たちが、遠方からでも集まる「趣味タイプ」
参照:リクルート

ご近所タイプ

ご近所タイプのサロ友は、フラッとそのサロンに立ち寄ってしまうような、ともだちに会いに行くような感覚でサロンを訪れるタイプのサロ友です。

それに対して、美容的な要素は全く関係なく、ただビールを飲むために集まったり、漫画を自由に読める環境があって、漫画を読むために集まったり、ボウリングをしたり…

本当に美容に関係ない集まりで、お客さんを囲い込むことで気持ち的にリピートをしたくなる環境をつくっています。
ビールや漫画でも、リピートだけでなくそれ目当てで来たお客さんが、そのまま新しいお客さんになる可能性もありますよね。

趣味タイプ

趣味タイプのサロ友は、同じ趣味や世界観をもったお客さんが集まってくる、それが遠方でも集まってくるぐらい熱狂的なタイプのサロ友です。

これは一種のオンラインサロンとも言えるタイプで、美容室は集合場所として役割を果たすことで、趣味などからつながっていることによって、そのサロンへの思い入れも強くなる傾向があるそうです。

まとめ

今年のトレンドとなる「サロ友」

群雄割拠の美容室のなかで、生き残りをかけた戦いがはじまっています。
すでに都内か地方かにかかわらず、はじめている感度の高い経営者の方は増えています。

そんなに難しく考える必要はありません。
だって、普段から来ているお客さんの共通の趣味を聞いて、はじめてもいいですし、真似できることもたくさんあります。

そこで、次回の連載では、非常に参考になる「オンラインサロン」についてご紹介します。

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