
まだまだ効果的ですよ!看板とチラシで新規集客をするための方法【サロン経営の方程式シリーズー導入編】
「やっぱ最近はSNSでの集客かなぁ〜」とお悩みの皆さん!
どの媒体を通してお客さんに来店してもらうかは、どんな状況でお客さんが来店するのかを知ることから始まります。
条件によっては、アナログな看板やチラシのおかげで来店のきっかけになっているかもしれませんよ!
今回は「新規集客編」として看板集客とチラシ集客のノウハウをお伝えします。
目次
看板集客ノウハウ
お客さんの目的意識で、効果は180度違う
皆さん、お客さんがどのような状況で、あなたのサロンに来ているか想像してみてください。
どうでしょうか?
実は、新規集客単価について、おもしろいデータがあるんです。
お客さん来店の「目的性」とサロンの「客単価」が低い業態を、衝動買いモデルといいます。
そのモデルの場合、”いい場所にお店に出すとその分売上があがっていく”という正の相関があるんです。
つまり、人通りの多い1階の物件に出店して、看板を目立たせれば、新規客がどんどんはいってくるモデルなんです。新規客のうち、70%以上が通りすがりの来店というデータもあります。
(提供:株式会社M&Aオークション)
しかし、お客さん来店の「目的性」とサロンの「客単価」が高い業態の場合は、全然違う結果になります。
こちらはいい場所に出すこととお客さんの数が比例しないんです。なので、ただ単にいい場所にだせばいいというわけではないこと注意しましょう。
このような業態の場合は人通りよりも、いかにネットやフリーペーパー、チラシを活用して口コミを誘発させることが鍵になってきます。
大手フィットネスサロンの出店場所と会員数のグラフです。
(提供:株式会社M&Aオークション)
皆さんのモデルはどちらでしょうか?ポイントは「目的性」と「客単価」です!
もしかしたら、今の集客がうまくいっていないのは、モデルに対して違った集客方法をメインしてしまっているからかもしれませんよ!
通りすがり看板活用のノウハウ
ということで、”看板での集客”は来店前の「目的性」が低いお客さんがターゲットになります。
では、看板でそのようなお客さんを狙うときに意識すべき数字を確認しましょう(A/Bテストのために必要です!面倒でもしっかり確認しましよう!)
看板は、遠視→中視→近視の概念を知ることで、お客さんがお店に入る行動の順番に、的確なメッセージを送ることができます。
①お店の存在に気づく
②何屋さなのか?
③どんなサービスが受けられるのか
④いくらかかるのか?
⑤どんな雰囲気のスタッフ/お店なのか?
という行動特性の順番になっています。具体的には以下のようになります。
この各段階で、より具体的に<誰に><どんなメッセージを><どうように伝えるか>をA/Bテストすることが大切になってきそうですよね。
チラシ集客ノウハウ
チラシ一杯にメニューをのせるな?
チラシをつくると、なんだかたくさんメニューを載せたくなりませんか?
せっかくだからお客さんにお店のことをたくさん知ってほしいし、いろいろメニューが載っているほうがなんだかちゃんとしたチラシに見えるじゃん、ていう気がしますよね。
しかし、ここが大きなポイントなんですね。
逆に見せたいメニューをビシッと目立たせるほうが、来店に繋がる可能性が高いんです。
こちらのチラシですが、どちらのほうが効果が高かったと思いますか?
実は、メニューを全部のせた左側のチラシが0.1%だったのに対し、A面に乗せるメニューを絞った右側のチラシは0.8%つまりそれだけで来店率が8倍になったケースもあります。
掲載メニューを絞っただけで、10000枚配布したとすれば、“10人→80人”に増えるんです!
これすごくありませんか?
チラシの反応率をあげるためのノウハウ
チラシも看板と同様に、意識すべき数字を確認しましょう!
看板のときと同様に、母数→認知率→来店率を数字でコントロールすることが大切です。この数字をいかに高めるのかをA/Bテストで向上させていきます。
母数が多くても、認知してもらえなければ意味がないですし、認知率、来店率が高ければ母数を増やせば来店していただける数が増えますよね。
どこが一番問題となっているのか、何を改善するべきなのかをA/Bテストで検証していきましょう!
まとめ
SNSやWEBからの集客が全盛ですが、看板やチラシでの新規集客も、工夫次第でまだまだお客さんに来て頂ける可能性はあります。
特に”衝動買いモデル”はそうですよね。
そのためには、ちゃんと現状の数字を把握して、検証を繰り返すことが大切です。一朝一夕にはうまくいきませんが、やり続けることが成功への一歩です。
次回はポータルサイトでの新規集客についてお話しします!