
美容師からの転職!あなたの理想に近づくベストな転職先は!?
目次
美容師は3年以内に約7割が辞める!? 驚くべき離職率の高さ
華々しくオシャレでかっこよく見える美容師の現実は過酷。
勤務時間が長く休日も少ない。忙しい日は休憩すら無い日も。。
また日々の立ち仕事で足や腰を痛めたり、シャンプーやパーマ液で手荒れが酷くなってしまったりと身体的な理由も多いですよね。
また、美容師の平均年収は284万円となっており、国家資格の中では最も給料が低い職業のひとつです。
それだけに、美容師を辞める人、別のサロンへうつる人…ほとんどの人が3年以内に退職や転職をする、かなり流動性の激しい業界です。
転職してこんなはずじゃなかった…と後悔しないように、自分にとって叶えたいことは何かを考え、慎重に転職先を選びましょう。
今のサロンをやめたい!
と考えた時、真っ先に思い浮かぶのは独立して自分のお店をもったり、給料や休日など待遇のよい別のサロンへの移動などだと思いますが、ここでは、別業界や別業種への転職をご紹介したいと思います。
体力・給与・福利厚生・将来性など、さまざまな側面から考えた結果、あなたの理想にぴったり転職先が見つかるかもしれませんよ!
美容師の資格を活かして、別業界・別職種に転職する
カラーリスト
美容室に専属的に在籍している人も少なくないですが、カラー専門店の場合ですと、カットは行わないのでカラーリングの施術だけに集中できたり、営業時間後のカット練習の時間を省くことができたりするメリットもあります。
また、白髪染めで来店されるのは主婦層が多いため、子育てで一度現場を離れた休眠美容師にとっては、顧客と同世代として楽しく働けると注目を集めています。
アイリスト
まつげエクステやまつげパーマ専門店で施術をする人は美容師免許が必要になります。
ヘアサロンで働くよりもプライベートの時間を確保しやすい場合が多く、比較的、美容師より給与や条件が良いので、労働環境を変えたいという方や美容師免許を持っているけれどブランクがあったり、子育てと両立して働くには魅力的かもしれません。
アイブロウリスト
目の付近の施術を行うことから、アイブロウリストも美容師免許が必要な職種です。
日本ではまだ店舗数は少なく、今後より注目されていく職種・サービスと言えるでしょう。
シャンプーなどで手が荒れやすい美容師の仕事とは異なり、水を使うことが少ないため、肉体的な負担・働きやすさをふまえて、転職をするケースが多いようです。
ウィッグ業界や増毛関連
このような企業は大手の安定しているところが多いので、休日や給与など待遇の面でも美容室と比べて圧倒的に良いのが特長です。
ウィッグなどはカラーやパーマの必要がないので、手が荒れることもありません。
子育て中の方やある程度年齢を重ねた美容師の方でも働きやすいでしょう。
福祉美容師
障害や病気などの理由で外出が困難なお客さまの自宅や病院、福祉施設などに訪問し、美容業を行う美容師です。
ただし、身体が不自由な方や精神疾患の方へ施術する際の安全を確保するためにも、NPOや厚生労働省認定の協会が発行している認定福祉美容介護師の資格を所持した方がいいです。
高齢化が進んでいる日本では、今後ますますニーズの高まる仕事と言えるでしょう!
ブライダルヘアメイクアーティスト
ヘアアレンジやメイクなど、美容師だった時のスキルを活かせるおすすめの業種だと思います!
自分の身につけた技術を使って、幸福な時間のお手伝いができるなんて、やりがいある仕事ではないでしょうか?
美容師資格ではなく、知識や経験を活かせる別業界・別職種に転職する
日々さまざまなタイプのお客様と接してきた経験は、他業種の人からも一目置かれるはずです。
また、美容師はファッションに対する興味がもともと高く、美容に関する知識が豊富な人も多いため、
次に挙げる仕事は美容師として現場経験がある人には有利な業界です。
美容メーカー・美容ディーラーなどの営業職
美容室で使われる薬剤についての知識があったほうが説得力のある説明ができるため、元美容師という経歴はとても重宝されます。
また、美容室や美容師の仕事をよく知っていることが、顧客である美容師とのコミュニケーションを図る上でとても役立ちます。
正社員採用であれば、完全週休2日や残業手当支給といった条件で働ける上に、収入が安定するといったメリットがありますよ。
肉体面での機能が女性よりも優れていて、まだまだ美容業界で働きたいという男性にオススメです。
化粧品・美容部員
華やかな業界での接客業のため、接客が好きというだけでなく、自分の手でお客さまをキレイにしたい、トレンドを発信していきたいなどの向上心や、商品知識を意欲的に身につける前向きさがあるかなどを求められます。
ヘアとメイクはとても関係があるので、両方できると仕上がりをよく見せられるようになりますし、美容師免許を持っているとヘアメイクアップアーティストとしての活躍の場を広げられるようにもなるかもしれません。
ネイリスト
美容師やアイリストとは違い、ネイリストには「国家資格」が必要がなく、技術があれば誰でもなれるとも言えます。しかし美容師免許を持っていると歓迎されやすいです!
ネイルスクールや通信教育で技術を身につけるほか、未経験や無資格で就職し、実際に働きながら技術を身に付けることも可能なサロンもあります。しかし常に技術とセンスを磨く努力が必要なのは、美容師時代と変わらないですね。
スパニストやセラピスト
お客様の頭皮をマッサージする、ヘッドスパ専門店でのお仕事です。
カットが出来ないアシスタントの方の転職にオススメ。マッサージの練習はありますが、美容師のようにカットなど、スタイリストになる為の練習がないので、夜遅くまで練習する事がなく帰宅時間も早いです。
アパレルやファッション関係
美容師を目指した人には、やはり髪だけでなく、自分のスタイルというものに拘りや興味を抱いている人が多いと思われます。そんな興味やセンスを活かし、ファッション業界に転職する人は多いようです。
働き方や給与面ではあまり変わらないことも多いようですが、手荒れなど身体的に悩んでいる方にはおすすめの転職先ですね。
その他、サービス業
接客スキルを武器に、ホテル業界やアミューズメント系、またアパレル系の仕事が想定されます。
こうした職種は人手不足が深刻化しているケースが少なくないため、中途採用でも比較的採用されやすいのが特徴です。
前職で接客を経験しているかどうかは必ず問われるので、美容師として毎日お客さんと接してきた経験を伝えることで採用される確率を高めることができますよ。
まとめ
未経験の異業種へ転職する場合は情報が不足しがちになり、難易度の高い転職活動と言えます。
何となくのイメージで転職を決めてしまうと、入社後にミスマッチに気づき、苦しむことになりますので、出来るだけ多くのアドバイスをもらうことが非常に重要になります。
美容師以外の仕事にも、もちろんそれぞれ大変な一面はありますが、今よりも好待遇な条件で、あなたが輝ける場所が見つかることを願っています。