
知らないと損する!?誰でもわかる美容室の雇用形態と特徴の一覧
スタッフを雇おうと思ったら、正社員か業務委託だと思っていませんか?
かくいう僕もそれしか知りませんでした。
ただ僕が勉強不足だったと言われたら、そうなのですが、
僕みたいに知らなかったという美容室経営者もいると思うんですよね。
美容室の経営をしていく上で、それは結構問題です。
これからの経営方針を考えていく上でも、採用活動していく上でも、とても重要です。
なので、まずは一から見てみて、
自分のサロンなら、どれが当てはまりそうかを考えていきましょう!!
雇用形態、ちゃんと全部言えますか?
雇用形態って意外と数があって、それぞれに特徴があります。
採用すると人件費がかかりますし、保険なども考えないといけないので、
どの雇用形態にするのかでだいぶ変わります。
採用するときに、どんな人をどの雇用形態で採用するか悩んだときには、参考にしてみてください!!
正社員
正社員は、
会社と期間の定められていない雇用契約を結び、フルタイムで働く社員のこと。
<詳細>
従業員には、一定の雇用条件のもとで固定の給与が保証されています。
年金なり福利厚生もしっかりと準備をしないといけない雇い方となっています。
<特徴>
・雇用期間に定めがない。基本的に長期勤務を前提とした雇用形態。
・転勤などの職務場所はこちらの意向で決定できる。
・就業規則を決めて、それにそって働いてもらうことが可能。
・必要に応じて、労働保険や社会保険などに加盟しないといけない。
・教育制度もある程度整備する必要がある。
契約社員
労働契約に雇用期間が決められている雇用形態。
<詳細>
契約期間は、労働者と契約者が双方の合意で決めることができます。
契約が満了したら、自動的に契約は終了で、一回の上限期間は3年と決まっています。
<特徴>
・期間限定で人を雇うことができるので、必要なときだけ必要な数だけ働いてもらうことができる。
・契約更新や正社員登用できる可能性もある。
・短期間の関係になるので、理念の共有が難しい。
派遣社員
人材派遣の会社から派遣される人。
どんな人は派遣されないとわからないことが多い。
そして美容師の派遣はあまり聞いたことがないです。
<詳細>
労働条件は、人材会社との間で契約を結びます。
労働者派遣上によって、細かいルールが決められている。
<特徴>
・求めているレベル感の人を派遣会社が選定してくれるので、採用活動が楽。
・契約更新等の交渉の余地がある。うまくいけば別形態での採用も可能。
・福利厚生などのコストをカットすることができる
・短期間の関係になるので、理念の共有が難しい。
アルバイト
所定の労働時間が他の形態と違い、短い雇用形態。
ただ色々と融通がきくことはメリットでもある。
<詳細>
パートタイム労働法に基づいて雇用する必要がある。
待遇の保全と、正社員への転換に取り組むことが義務付けられている
<特徴>
・業務量に応じて、労働者の勤務時間を調整することが可能で経費を圧縮できる。
・雇用後に、正社員などステップアップさせることができる。
・労働者の希望によって勤務時間が決まるので、シフトの管理が難しい。
・福利厚生のコストをカットできる
業務委託
正確には雇用ではなく、特定の業務を委託する関係。
独立した事業主として働いてもらう形態。
美容室では、面貸しなどがこの雇用形態の一般的なかたち。
<詳細>
完全報酬や出来高制で業務を行っている形態。
彼らも個人事業主なので、基本的には労働者としての保護は受けることができない。
<特徴>
・雇用形態を明確にしておかないと、労働者として判断され、保険未滞納で罰則を受けることがある。
・個人事業主としての判斷は、いくつかある
⇒仕事の選択の可否があるか
⇒仕事の仕方に指示が強制されているか
⇒勤務時間等は自由に判斷できているか
・美容室ではかなり一般的な雇用形態。