
美容室経営で稼げるようにするためには?自分の年収をあげるためにできること!
これから独立して美容室を経営したい人。
すでに独立し、美容室経営者としてがんばっている人。
メディアに出ているような美容室経営の成功者になるのは、ほんの一握りではありますが、
あなたがなれないわけではありません。
まずは個人美容室、個人サロンで年収を安定して稼げるように!
儲かっている美容室がやっていることをお教えします。
目次
そもそも美容師の年収は厳しい
美容室オーナーの年収の前に、そもそもの美容師の年収を考えてみましょう。
なんと美容師の平均年収は300万円ほどしかないのです。
一般サラリーマンの平均年収が400万円ほどと考えると、100万円ほど少ないのです。
日本人の平均年収を420万円だとすると、美容室の経営者になったとしても
80%以上の方が日本人の平均年収よりも低い!
それでは、なぜ独立して美容室経営者になろうとする美容師が後を絶たないのでしょうか。
それは、美容師、実際に美容室で働くスタッフの給与が他の業界と比べてかなり低い水準だからです。
だからこそ独立をして、自分の思うような働き方やサロンを実現するために独立を考える美容師が多いのです。
美容室売上はスタッフ数に比例する
美容室経営者の年収はスタッフの人数と比例する理由。
それは、美容師が1人当たりで売上げられる限界の数字があるからです。
月に200万円を売上げるような美容師、スタイリストなんて、一握りです。
美容室は労働集約型のビジネスモデルです。
一人が売り上げることができる上限は決まっています。
そのため、その限界値を人数の多さがカバーするのです。
月200万円を売上げる、超一流のスタイリストの年間売上は歩合50%なら1200万円ですよね。
しかし、月1人で200万円を売り上げるのは難しいです。
そこで、月に80万円を売り上げる美容師を月に30万円などで3人雇うことができれば、
広告費や家賃の支払いに45万円をつかい、
月の売上が210万円で、自分の利益が105万になります。
その場合、自分は一回も髪を切らなくても年収は1260万円となり、超一流スタイリストの年収を実務をしなくても軽く超えてしまうのです。
高い年収を目指し独立する美容師が多いのにはこんな背景があるのです。
3年以内に八割以上の美容室が廃業
しかし、基本的に3年以内に80%以上の美容室が廃業しているのが現状です。
5年以内には90%以上の美容室は廃業。
なんと、10年以上営業を続けられる美容室は3%なのです。
それでも美容室は年々増えています。そしてそのほとんどが儲かっていないのです。
人口減少から、市場も小さくなり、美容師になる学生も少なくなっています。
同じ美容につかえるお金もいろいろな手段が増えてきて、厳しさはましています。
美容師の年収を上げるには
それでは、どうしたら年収を上げることができるのでしょうか。
やはり、独立して美容室の経営者になるということでしょう。
実は、この業界は経営についての知識を持たないで独立してしまう経営者が多いのです。
美容師としての技術力があっても、経営者としての知識、ノウハウが全くなければ先は見えています。
この業界では、少し経営知識があるだけで、すぐに経営を軌道に乗せることができるます。
美容室経営のポイントをいくつかお教えします。
経営者として、年収500万円、いや1000万円を目指すのための知識、お教えします。
損益計算の基本
まずは、個人美容室、個人サロンで年収1000万円を稼ぐための、損益プランを明確にします。
材料費:売上の10%(クレジットカード手数料含む)
人件費:3人雇用-90万円/月
水道・光熱費:3万円/月
家賃:15万円/月(あくまでも例です)
広告費:15万円/月
新聞・雑誌費・・・1万円/月
消耗品・雑費・クレジットカード手数料など・・・1万円/月
経費をこの程度で損益プランを考えましょう。
月売上240万円の場合
スタッフ一人あたりの月売上80万円で計算してみましょう。
つまりサロン売上の合計が240万円です。
材料費+雑費が売上の10%ですので、24万円/月
その他の費用は変わりませんので、損益を計算すると、利益は105万円となりました。
(実際には、ここからら所得税・住民税・国民年金・健康保険・電話代・借金返済などが出ていきます。)
月売上240万円×12カ月で 年商は2880万円
利益は105万円×12カ月で 1260万円
この利益1260万円が、経営者としてとれる給料です。
どんな美容室を作りたいのか
1000万円の利益を超える損益モデルをご紹介しましたが、
美容室経営というのは、損益上で考えるととてもシンプルです。
労働集約型のビジネスのため、スタッフが増えればふえるほど利益は増えていきます。
しかしスタッフもそんなに簡単に集めるのはできないし、お客さんだってほかのサロンと奪いあいで簡単には集めることはできないし、スタッフだって賃料の値上げを交渉してくる。。。
だからこそ、そこに心血注いで取り組まないといけないのです。
お客さんが集まるサロンにはスタッフは集まってきますし、待遇の良いサロンにもお客さん、良いスタッフは集まってきます。
だからこそ、どんな美容室をつくって、どんなお客さんに価値を届け、どんなスタッフが活躍できる美容室にしたいのか経営者である、あなたが考え、実現していく必要があるのです。