
美容室のセールスポイントとは?あなたのサロンの強みを研究しよう!
お客さまに求められるサロンをつくるには、競合のサロンにはない価値をお客さまに提供することがかかせません。
今のお客さまがうちに来てくれているのはなぜなのか、どんなことに喜んでくれてまたリピートしてくれるのか、それなら他のお客さまにも来てもらうにはどうしたらいいか・・・
今回はターゲットとなるお客さまにどんなセールスポイントで価値提供をしていくのかを考えましょう!
機能的価値と情緒的価値とは
皆さんは機能的価値と情緒的価値という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
そんなに難しいことじゃないです。
機能的価値とは、メニューや施術そのものの機能、
つまり商品となるサービスから得られる価値
のことです。
チョコレートを買って、空腹感が満たされたり、糖分の補給ができることが機能的価値です。
対して、
情緒的価値とは、来店したお客さまが施術されたときの
気分や雰囲気などから感じる価値
のことです。
チョコレートを食べたことで緊張の糸がほぐれてリラックスした気分になったなどが情緒的価値になります。
機能的価値をあげていくために
まずは、お客さまがどんな機能的価値をサロンに求めているのかを把握する必要があります。
あなたのサロンのサービスを受けることで
どんな髪質を手に入れたいのか、
どんなスタイルになりたいのかなどが機能的な価値になってきます。
どんな価値を得たいのかはそのお客さまが1番知っています。
そのお客さまが、カットに価値を感じているのか、または他ののサービスになのかによって、どのようなメニュー構成にするのかが変わってきます。
特に、どのメニューをセットにするのかはここをどう抑えるのかによってだいぶ違ってきますよね。
子供を一緒に連れていけるところかもしれませんし、店頭販売で良いものを揃えているからかもしれません。
自分にとっては当たり前でもお客さまには別の視点で見えているのかもしれませんから、お客さまにきいてみるのもいいでしょう。
情緒的価値をあげていくために
情緒的な価値の場合は、機能的価値とはだいぶ考え方が変わってきます。
メニューなどではなく、そのときの気分や雰囲気が価値になります。
それは豪華さであったり、リラックスであったり、爽快感であったり、いろいろな感情があります。
たとえば、情緒的価値をリラックスにしたとします。
そしてその価値を求めているお客さまの状態を想像します。
その人は働いている人で、普段気を張り詰めて仕事をしている。だから、髪をカットするときぐらいはリラックスして、気持ちよくイメージを変えていきたい・・・
そうなったらそのお客さまにはどんなことをすればいいのか想像できそうじゃないですか?
さらに踏み込んでいくと、五感を刺激することが有効です。
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の5つです。
視覚なら、店内の内装です。
デザインをポスタや絵などで雰囲気をガラッと変えることは全然可能ですよね。
聴覚なら、音楽などをBGMで流してもいいでしょう。
音楽は思っているよりも大きな効果があります。
激しい音楽が流れている店内よりも、クラシックが流れている店内のほうがリラックスすると思いませんか?
当たり前に聞こえるかもしれませんが、それだけ効果があるのです。
嗅覚なら、アロマなどはどうでしょう。
落ち着くラベンダーの匂いなどが一般的ですが、匂いによって効能が違いますし、イメージをガラッと変わることもあります。
たかが匂いですが、されど匂い。
あまり強烈な匂いは嫌いなお客さんもいるので、調節が大切です。
味覚なら、お菓子や飲み物を提供しているサロンも多いですね。
味だけでなく、食感なども意識してもいいかもしれませんね。
触覚なら、座る椅子の柔らかさなどが上げられるでしょうか。
固い椅子なのか、沈み込むような柔らかい椅子なのか、背もたれが深いのか浅いのか・・・
それだけで全然違いますよね。
まとめ
どのサロンにも強みはあります。
しかし、それは意外と機能的価値に偏りがちです。
ですが、情緒的価値も美容室を選ぶときにかなり大きなウェイトをしめているのです!
機能的価値と情緒的価値の両方を意識して、あなたのサロンの強みを考えていきましょう!